
大切な家族が亡くなって、心の整理もつかない中で葬儀の準備をしなければならないとき、「家族だけで静かに送りたい」と思われる方も多いですよね。
でも、いざ家族葬にすると決めたものの、参列や香典を辞退する連絡をどう伝えたらいいのか、悩まれる方がきっと多いのではないでしょうか。
失礼のないように、でも故人の意向や家族の想いをしっかり伝えたい。
そんな時に役立つ返信例文や連絡方法を、この記事では丁寧にご紹介していきますね。
電話やメール、はがきなど、お相手との関係性に応じた適切な伝え方がわかれば、心の負担も少し軽くなるかもしれません。
家族葬で参列を辞退する際の基本的な伝え方

家族葬で参列を辞退する際は、「家族葬のため、勝手ながら参列・香典を固く辞退申し上げます」と明確に伝えることが大切なんですね。
曖昧な表現だと、お相手が「行った方がいいのかな」「香典は送った方がいいのかな」と迷ってしまうことがあります。
ですから、訃報をお知らせする段階で、参列や香典の辞退についてもはっきりとお伝えするのがマナーとされています。
連絡のタイミングとしては、訃報をお知らせするときが最も丁寧だとされていますよ。
葬儀の前後に「実は参列をご遠慮いただきたいんです」と伝えることで、お相手も対応しやすくなりますよね。
なぜ明確に辞退を伝える必要があるのか

お相手の困惑を避けるため
訃報を聞いた方は、「お参りに行かなければ」「香典を用意しなければ」と考えるのが一般的な心情ですよね。
そんな時に辞退の意向が明確でないと、お相手は「どうしたらいいんだろう」と悩んでしまうかもしれません。
親切心で弔問に来てくださったのに、当日「実は家族だけで」とお断りするのは、お互いにとって辛い状況になってしまいますよね。
故人と遺族の意向を尊重するため
家族葬を選ぶ理由は様々ですが、「静かに家族だけで送りたい」「故人がそう望んでいた」という背景があることが多いんですね。
この想いを実現するためには、参列を辞退する旨をしっかりお伝えすることが必要になります。
故人の遺志を理由にすることで、お相手も納得しやすくなりますし、失礼にあたらない伝え方になるんですよ。
後々のトラブルを防ぐため
香典を受け取ってしまうと、香典返しの準備が必要になりますよね。
でも家族葬を選ぶ方の中には、そういった対応を避けたいと考えている方も多いかもしれません。
最初の段階で「香典も固く辞退申し上げます」と伝えておけば、後日香典を返却するといった気まずい状況を避けられるんですね。
お互いの負担を減らすためにも、明確な意思表示が大切なんです。
連絡手段別の返信例文と使い分け方
電話で伝える場合の例文
電話は、特に親しい方や目上の方への連絡に適していますよね。
声のトーンで気持ちが伝わりやすく、丁寧な印象を与えられるのが特徴です。
職場の上司や同僚への電話例文
「突然のお電話で申し訳ございません。
〇〇部の△△と申します。
実は本日早朝、父〇〇が急逝いたしまして、ご連絡させていただきました。
葬儀につきましては、故人の生前の希望により家族のみで執り行うことになっております。
誠に勝手ながら、ご参列やご香典は固くご辞退申し上げます。
皆様からのお気持ちだけ、ありがたく頂戴いたします。」
親戚や友人への電話例文
「もしもし、〇〇です。
突然で申し訳ないんだけど、父が昨日亡くなったのでお知らせさせてもらいました。
葬儀は家族だけで静かに送りたいと思っていて、本人もそう言っていたので、参列や香典は遠慮させてもらえると助かります。
気持ちだけ本当にありがたく思っています。」
電話では冒頭で「突然のお電話で申し訳ございません」とお詫びを述べることで、丁寧な印象になりますよね。
メールやLINEで伝える場合の例文
メールやLINEは、多くの方に一斉に伝えたい場合や、夜間など電話しにくい時間帯に便利ですよね。
2024年以降、デジタルツールでの連絡も広く受け入れられるようになっているんです。
職場への一斉メール例文
件名:父〇〇死去のお知らせ
〇〇部の皆様
私事で恐縮ですが、父〇〇が△月△日に永眠いたしましたことをご報告申し上げます。
ここに生前のご厚誼を深く感謝申し上げます。
なお、葬儀は故人の遺志により家族葬にて執り行いました。
誠に勝手ながら、ご参列・ご香典・ご供花につきましては固くご辞退申し上げます。
皆様からのお気持ちだけ、ありがたく頂戴いたします。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
△△△△(氏名)
友人へのLINE例文
「急な連絡でごめんね。
実は父が〇日に亡くなりました。
葬儀は家族だけでひっそりと行う予定で、本人の希望でもあったので、参列や香典は気にしないでね。
気持ちだけで十分です。ありがとう。」
メールでは件名に「死去のお知らせ」と明記することで、開封時に内容を理解しやすくなりますよね。
はがきで伝える場合の例文
はがきは、正式な通知として後日お知らせする際に適していますよね。
葬儀後に「実は家族葬で行いました」とお伝えする場合に使われることが多いんです。
正式なはがき例文
謹啓
このたび 父〇〇儀 かねてより療養中のところ
令和〇年〇月〇日に永眠いたしました
ここに生前のご厚誼を深く感謝申し上げます
葬儀告別式は 故人の遺志により
近親者のみにて相済ませました
誠に勝手ながら ご厚志ご弔問の儀は
固くご辞退申し上げます
略儀ながら書中をもちましてご通知申し上げます
謹白
令和〇年〇月〇日
喪主 △△△△
はがきでは「謹啓」で始めて「謹白」で結ぶという正式な形式が一般的ですね。
丁寧な印象を与えることができますよ。
シーン別の具体的な対応例
職場への連絡で気をつけたいポイント
職場への連絡って、少し緊張しますよね。
特に忌引き休暇を取る必要がある場合は、早めに正確な情報を伝えることが大切なんです。
忌引き申請時の伝え方
「お忙しいところ恐れ入ります。
私事で大変恐縮なのですが、父が昨日急逝いたしまして、忌引き休暇をいただきたくご連絡いたしました。
〇月〇日から〇日間お休みをいただく予定です。
なお、葬儀は家族葬で執り行いますので、参列や香典は固く辞退させていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。」
忌引き申請時に辞退の意向を伝えておくことで、社内での混乱を避けられますよね。
これは多くの職場で推奨されている対応なんです。
部署全体への周知
直属の上司に連絡した後、部署全体にメールで周知することもありますよね。
その際も、参列辞退について明記しておくことで、同僚の方々も対応しやすくなるんです。
親戚への連絡で配慮すべきこと
親戚への連絡は、家族によって考え方が様々かもしれませんね。
特に年配の親戚の方は、「なぜ参列できないのか」と疑問に思われることもあるかもしれません。
年配の親戚への配慮
「叔父さん、急なご連絡で申し訳ありません。
実は父が昨日亡くなりました。
父が生前から『子供たちに負担をかけたくない』と言っていまして、葬儀は私たち家族だけで静かに送ることにしたんです。
叔父さんには本当に申し訳ないんですが、参列はご遠慮いただけると助かります。
お気持ちだけありがたく頂戴します。」
故人の意向を理由にすることで、理解していただきやすくなりますよね。
「本人がそう望んでいた」という表現は、説得力があるんです。
遠方の親戚への連絡
「ご無沙汰しております。
急なお知らせで恐縮ですが、母が〇日に亡くなりました。
遠方からお越しいただくのも大変かと思いますし、母も『みんなに気を遣わせたくない』と言っていましたので、葬儀は家族だけで行うことにしました。
お気持ちだけで十分ですので、どうぞお気になさらないでください。」
遠方の親戚には、移動の負担も考慮した表現を加えると、より丁寧な印象になりますよね。
友人や知人への伝え方
友人や知人への連絡は、お相手との関係性によって言葉遣いを調整できますよね。
あまり堅苦しくなりすぎず、でも丁寧に伝えることが大切かもしれません。
親しい友人への伝え方
「突然でごめんね。
実は母が〇日に亡くなったの。
母の希望で家族だけで送ることにしたから、お葬式は遠慮してもらえると嬉しいです。
香典とかも気にしないでね。
連絡してくれただけで本当に嬉しいです。ありがとう。」
親しい間柄なら、自然な言葉で伝えても問題ありませんよね。
むしろ、その方が気持ちが伝わりやすいかもしれません。
それほど親しくない知人への伝え方
「このたび父が急逝いたしまして、ご連絡させていただきました。
葬儀は故人の遺志により家族のみで執り行います。
誠に勝手ながら、参列や香典は辞退させていただきますので、ご理解いただけますと幸いです。
お気持ちだけありがたく頂戴いたします。」
やや距離のある方には、丁寧な表現を心がけると良いですね。
辞退の連絡をする際の注意点
曖昧な表現は避ける
「できれば参列はご遠慮いただけると…」といった曖昧な表現は、お相手を迷わせてしまう可能性がありますよね。
「固く辞退申し上げます」「ご辞退させていただきます」といった明確な表現を使うことで、誤解を防ぐことができるんです。
香典や弔電、供物も併せて辞退を伝える
参列だけでなく、香典や弔電、お花なども辞退したい場合は、それらも一緒に伝えることが大切ですよね。
「参列、香典、弔電、供物につきましては固く辞退申し上げます」と包括的に伝えることで、お相手も対応しやすくなりますよ。
後日の挨拶回りについて
家族葬で静かに送った後、落ち着いてから直接ご挨拶に伺うことを検討される方も多いんですね。
「後日改めてご挨拶に伺わせていただきます」と一言添えることで、お相手への敬意を示すことができますよね。
特に親しい方や仕事でお世話になっている方には、この一言があると良いかもしれません。
感謝の気持ちを忘れずに
参列を辞退するからといって、故人との関係を軽んじているわけではありませんよね。
むしろ、故人を大切に思う気持ちがあるからこその選択だと思います。
「生前のご厚誼に深く感謝申し上げます」「お気持ちだけありがたく頂戴いたします」といった感謝の言葉を添えることで、温かい印象になりますよね。
それでも香典を受け取ってしまった場合の対応
辞退を伝えたにもかかわらず、どうしてもと香典を持ってこられる方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな時はどう対応したら良いのでしょうか。
丁寧にお断りする
「お気持ちは本当にありがたいのですが、故人の遺志でお受け取りできないんです」と丁寧に説明し、できれば受け取らない方が良いとされています。
でも、お相手が強く希望される場合は、一度お受け取りして後日お返しするという選択肢もありますよ。
後日返却する際の手紙例文
「このたびは父〇〇の逝去に際しまして、ご丁寧なお心遣いをいただき誠にありがとうございました。
しかしながら、故人の生前の強い希望により、香典は辞退させていただくことになっております。
せっかくのお志ではございますが、お返しさせていただきます。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
お気持ちだけありがたく頂戴いたします。」
このように、感謝の気持ちと辞退の理由をしっかり伝えることが大切なんですね。
まとめ:心を込めた丁寧な連絡が大切
家族葬で参列や香典を辞退する際の連絡は、決して難しいものではありませんよね。
大切なのは、以下のポイントを押さえることなんです。
- 訃報連絡と同時に辞退の意向を明確に伝える
- 「固く辞退申し上げます」など曖昧でない表現を使う
- 故人の遺志や遺族の意向を理由として説明する
- 参列だけでなく香典・弔電・供物も併せて辞退を伝える
- 感謝の気持ちを忘れずに添える
- 連絡手段は相手との関係性で選ぶ(電話・メール・はがき)
電話では丁寧なお詫びから始め、メールでは件名を明確にし、はがきでは正式な形式を守る。
それぞれの特徴を理解して使い分けることで、失礼のない連絡ができるんですね。
職場への連絡では忌引き申請時に辞退を明記し、親戚には故人の意向を丁寧に説明する。
友人には関係性に応じた自然な言葉で伝える。
こうした配慮が、お互いの気持ちを大切にすることにつながりますよね。
あなたの想いが伝わる連絡を
大切な方を失った悲しみの中で、たくさんの連絡をしなければならないのは本当に大変なことですよね。
でも、この記事でご紹介した例文や伝え方を参考にしていただければ、きっと心の負担が少し軽くなるのではないでしょうか。
家族葬という選択は、故人を静かに送りたいというあなたの優しさの表れだと思います。
その想いを丁寧に伝えることで、周りの方々もきっと理解してくださるはずですよ。
あなたらしい言葉で、心を込めて連絡することが何より大切なんですね。
この記事が、そのお手伝いになれば嬉しく思います。
故人を偲ぶ気持ちを大切にしながら、一つひとつの連絡を丁寧に進めていってくださいね。