
大切な方が亡くなって初めて迎えるお盆、これって本当に気持ちが複雑ですよね。
故人を丁寧に供養したいという思いがある一方で、「提灯をいつから飾ればいいの?」「いつまで灯しておくべきなの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
初盆は通常のお盆よりも丁寧に行う大切な供養の機会です。
でも、地域によって時期が違ったり、白提灯の処分方法に迷ったり、わからないことがたくさん出てきますよね。
この記事では、初盆の提灯をいつから飾っていつまで灯すのか、片付けのタイミングや地域による違い、白提灯の扱い方まで、皆さんが安心して初盆を迎えられるように、わかりやすく丁寧にお伝えしていきますね。
きっと、この記事を読み終わる頃には、心を込めて故人を迎える準備ができるようになっていると思いますよ。
初盆の提灯を飾る基本的な期間

初盆の提灯は、お盆の月の初めから10日頃までに飾り始めて、お盆が終わる16日か17日以降に片付けるのが一般的とされています。
ただし、お住まいの地域が新盆(7月盆)なのか旧盆(8月盆)なのかによって、まるまる1ヶ月日程がずれることになるんですね。
また、提灯に灯りを灯すのは、13日の夕方から16日の夕方までの4日間、特に暗くなる時間帯だけというのが基本的な考え方です。
白提灯については、初盆の1回だけ使用して、お盆の最終日に処分(お焚き上げ)するのが一般的ですよ。
なぜこの期間に飾るのか?その理由を詳しく解説

そもそも初盆の提灯にはどんな意味があるの?
初盆の提灯って、ただの飾りではないんですね。
先祖や故人の霊が迷わずに家に帰ってこられるように、道しるべとなる「迎え火・送り火」の灯りの役割があるんです。
まるで、暗い夜道を照らす街灯のように、故人の魂を優しく導いてくれる存在だと考えてみてください。
そして同時に、故人を供養する気持ちを表す飾りとしての意味も持っているんですよ。
だからこそ、初盆では通常のお盆よりも丁寧に、心を込めて提灯を飾るんですね。
地域によって日程が1ヶ月もずれる理由
これって意外と知られていないんですが、お盆には大きく分けて「新盆(7月盆)」と「旧盆(8月盆)」があるんです。
新盆は主に東京、神奈川、静岡などの都市部で行われていて、7月13日から16日が一般的とされています。
一方、旧盆は関西や多くの地方で行われていて、8月13日から16日が一般的なんですね。
もともと日本では旧暦でお盆を行っていたんですが、明治時代に新暦(太陽暦)に変わったとき、そのまま7月に移行した地域と、農作業の都合などで1ヶ月遅らせた地域に分かれたんです。
沖縄などでは今でも旧暦に基づいてお盆を行うので、年によって日付が変わることもあるんですよ。
だから、ご自身の地域がどちらなのかをまず確認することがとても大切なんんですね。
飾り始めるタイミングが「早め」でもOKな理由
昔ながらの考え方では、13日の迎え盆から飾り始めるのが本来の形とされていました。
箱庭 でも最近では、お盆の月の初めから10日頃までに飾るのが一般的になってきているんです。
これにはいくつか理由があるんですよ。
まず、準備に余裕を持つことで、慌てずに丁寧に供養の準備ができるという実務的な理由があります。
特に初盆は、提灯を新しく用意したり、お仏壇の掃除をしたり、やることがたくさんありますよね。
また、親族やご近所の方が訪ねてくる時期も人によって異なるので、早めに飾っておくことで、いつ来られても良いようにという配慮もあるんです。
さらに、現代ではLEDや電球式の盆提灯が主流になってきて、火事の心配も少なくなったことも、長めに飾る傾向につながっているかもしれませんね。
灯りを灯す時間帯が限られている理由
提灯に灯りを灯すのは、13日の夕方から16日の夕方までの4日間とされています。
特に、暗くなってから就寝前までという時間帯が基本なんですね。
これは、故人の霊が夜に帰ってくるという考え方から来ているんです。
昼間は明るいので道に迷うことはないけれど、夜の暗い道では灯りが必要だという、とても優しい発想ですよね。
また、昔は実際に火を使っていたので、安全面からも夜だけ灯して、人がいるときだけにするというのが常識だったんです。
今はLEDや電球式が普及していますが、それでも防犯や省エネの観点から、つけっぱなしにせず、就寝前には消すのが一般的とされているんですよ。
白提灯を1回で処分する理由
初盆では、白無地の提灯(白提灯)を飾るのが多くの地域での習慣なんです。
これは、故人が初めて帰ってくる道を、まっさらな白い灯りで照らすという意味があるんですね。
そして、この白提灯は初盆の1回だけ使用して、お盆が終わったら処分(お焚き上げ)するとされています。
なぜかというと、初盆は一度きりの特別な供養だからなんです。
翌年からは、模様入りの盆提灯を飾って、通常のお盆として迎えるようになるんですよ。
白提灯を処分することで、初盆という特別な期間が終わったことを示し、故人が無事に成仏されることを願う意味もあるんですね。
具体的なスケジュールを地域別にご紹介
新盆(7月盆)地域の場合
東京や神奈川、静岡などの都市部にお住まいの方は、こちらのスケジュールを参考にしてくださいね。
提灯を飾り始める時期
7月1日から10日頃までに飾り始めるのが一般的とされています。
遅くとも、迎え盆の13日までには飾り終えておくと安心ですよ。
もしお仕事などで忙しい場合は、7月の最初の週末を使って準備すると良いかもしれませんね。
灯りを灯す期間
7月13日の夕方から16日の夕方までの4日間、暗くなる時間帯に灯します。
- 7月13日(迎え盆):夕方に点灯して故人の霊をお迎えする
- 7月14日・15日:夕方から就寝前まで点灯
- 7月16日(送り盆):夕方に点灯して故人の霊をお見送りする
具体的な時間としては、日が暮れる18時頃から、就寝する22時頃までというのが目安になるでしょうか。
片付けの時期
送り盆の翌日、7月17日以降から7月31日までの間に片付けるのが一般的です。
白提灯については、16日の夜か17日にお焚き上げをするのが理想的とされていますが、菩提寺さんの都合もあるので、相談して決めると良いですね。
模様入りの盆提灯は、きれいにして来年まで保管しますよ。
旧盆(8月盆)地域の場合
関西や多くの地方にお住まいの方は、こちらのスケジュールになります。
提灯を飾り始める時期
8月1日から10日頃までに飾り始めるのが一般的とされています。
遅くとも迎え盆の13日までには飾り終えておきましょう。
お盆休みに入る前の週末を使って準備する方が多いかもしれませんね。
灯りを灯す期間
8月13日の夕方から16日の夕方までの4日間、暗くなる時間帯に灯します。
- 8月13日(迎え盆):夕方に点灯して故人の霊をお迎えする
- 8月14日・15日:夕方から就寝前まで点灯
- 8月16日(送り盆):夕方に点灯して故人の霊をお見送りする
8月は日が長いので、19時頃から22時頃までというのが実際的かもしれませんね。
片付けの時期
送り盆の翌日、8月17日以降から8月31日までの間に片付けるのが一般的です。
お盆休みが終わって仕事が始まる前に、丁寧に片付けをする方が多いですよ。
白提灯のお焚き上げも、新盆地域と同様に16日の夜か17日が理想的ですが、無理のないスケジュールで大丈夫です。
地域の慣習を確認することの大切さ
ここまで一般的なスケジュールをご紹介してきましたが、実は地域や家庭によって細かい習慣が違うこともあるんです。
たとえば、一部の地域では15日に送り火をする場合もありますし、提灯の飾り方や数にも地域差があるんですよ。
だから、まずはご家族やご親戚に相談したり、菩提寺さんに確認したりするのが一番安心ですね。
外壁 特に初盆は、親族が集まる大切な機会でもあるので、事前に相談しておくとスムーズに進められると思いますよ。
実際の飾り方と灯し方のポイント
提灯を飾る場所はどこがいい?
盆提灯は、お仏壇の両脇に一対(2つ)飾るのが正式とされています。
でも、お住まいのスペースによっては難しいこともありますよね。
その場合は、お仏壇の前や近くに置いて、故人をお迎えする気持ちが伝わる場所であれば大丈夫なんですよ。
白提灯については、玄関先や軒先、縁側などに吊るすのが一般的です。
これは、故人の霊が外から帰ってくるときに、まず最初に見つけられるようにという配慮なんね。
マンションなどで外に吊るすのが難しい場合は、玄関の内側や、お仏壇の近くに置く形でも問題ありませんよ。
LEDと電球式、どちらを選ぶべき?
最近では、LEDや電球式の盆提灯が主流になってきていますね。
昔ながらのろうそく式も情緒がありますが、安全面を考えるとLEDや電球式がおすすめです。
特に、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、火を使わないタイプの方が安心できますよね。
LEDタイプは電気代も安く、熱も持たないので、長時間つけていても大丈夫なんです。
ただし、それでも就寝時には消すという習慣を守る方が、防犯上も良いとされているんですよ。
毎日の灯し方の具体的な流れ
13日から16日までの4日間、毎日同じような流れで灯すと、リズムができて良いですね。
まず、夕方(日が暮れる頃)になったら、提灯に灯りを灯します。
その際、故人に「お帰りなさい」「今日もお参りに来てくださってありがとうございます」と心の中で語りかけると、より供養の気持ちが伝わるかもしれませんね。
そして、就寝前(だいたい22時頃)には消灯します。
このとき、「おやすみなさい。また明日もお待ちしています」と声をかけるのも良いですよ。
特に初盆は故人との最初の再会なので、話しかけることで、ご家族の気持ちも整理されていくのではないでしょうか。
白提灯の処分方法について
お焚き上げとは何?
お焚き上げとは、神聖なものや思い入れのあるものを、お寺さんで供養しながら焼却することなんです。
白提灯は故人の霊を導いた大切なものので、普通のゴミとして捨てるのではなく、お焚き上げで供養するのが一般的とされているんですね。
お焚き上げをすることで、提灯に宿った役割を終わらせて、故人が無事に成仏されることを願うという意味があるんですよ。
お焚き上げの依頼方法
お焚き上げは、主に以下の方法で依頼できます。
- 菩提寺(お付き合いのあるお寺)にお願いする
- 葬儀社に依頼する(初盆のときにお世話になった葬儀社さんなど)
- 仏壇・仏具店の供養サービスを利用する
- 地域のお焚き上げイベント(お盆の時期に行われることもあります)に持ち込む
菩提寺さんにお願いする場合は、お盆が始まる前に「白提灯のお焚き上げをお願いできますか?」と相談しておくとスムーズですよ。
お布施の金額なども、そのときに確認しておくと安心ですね。
自分でお焚き上げする場合の注意点
地域や状況によっては、ご自宅で自分でお焚き上げすることもできます。
ただし、最近は住宅街での焼却が制限されている地域も多いので、事前に確認が必要ですね。
もし自分で行う場合は、以下の点に注意してください。
- 安全な場所(庭の広い場所や、燃えやすいものがない場所)を選ぶ
- 周囲に配慮して、煙や匂いが迷惑にならない時間帯に行う
- 消火用の水を必ず用意しておく
- お焚き上げの前に、故人への感謝の気持ちを込めて手を合わせる
自分で行うのが難しい場合や、マンションにお住まいの場合は、無理せず専門家に依頼する方が良いと思いますよ。
よくある疑問と不安にお答えします
提灯を飾る期間が短くても大丈夫?
「仕事が忙しくて、13日の直前にしか飾れない」という方もいらっしゃいますよね。
これは、全然問題ありませんよ。
大切なのは、故人を思う気持ちと、できる範囲で丁寧に供養することなんです。
13日の朝や昼に飾って、その日の夕方から灯りを灯せば、十分に迎え火の役割を果たせます。
完璧を目指すあまりストレスになってしまうより、心を込めて準備する方が大切だと思いませんか?
逆に長く飾りすぎるのは良くない?
「月の初めから飾って、月末まで出しっぱなしでも良いのかな?」と心配される方もいるかもしれませんね。
実は、長く飾ること自体が「バチが当たる」ということはないんですよ。
ただ、ホコリがたまったり、日焼けで色あせたりする可能性があるので、その点だけ注意が必要です。
できれば、お盆が終わったら早めに片付けて、きれいな状態で保管する方が、来年も気持ちよく使えますよね。
「いつまでに片付けなければいけない」という厳密な決まりはないので、ご自身の都合の良い日に、丁寧に片付けてあげてください。
家族が遠方にいて一緒に供養できない場合は?
最近は、家族が遠方に住んでいたり、コロナ禍の影響で集まれなかったりすることもありますよね。
そんなときは、それぞれの場所で提灯を飾って、同じ時間に手を合わせるという方法もあるんですよ。
あるいは、オンラインで繋いで、一緒にお参りするご家庭も増えているんです。
形は違っても、故人を想う気持ちは同じように伝わると思いますよ。
無理に全員が集まろうとするより、それぞれができる形で供養することを、故人もきっと喜んでくれるのではないでしょうか。
白提灯を処分できなかった場合はどうする?
お盆の時期に処分できなかったり、お焚き上げの機会を逃してしまったりすることもあるかもしれませんね。
そんなときは、焦らなくても大丈夫ですよ。
多くのお寺さんや葬儀社さんは、お盆以外の時期でもお焚き上げを受け付けてくれます。
また、年末年始や春のお彼岸などの機会に、まとめてお焚き上げをしてくれる場合もあるんです。
大切なのは、処分するタイミングよりも、感謝の気持ちを持って供養することなんですね。
まとめ:初盆の提灯を心を込めて飾りましょう
ここまで、初盆の提灯をいつからいつまで飾るのかについて、詳しくお伝えしてきました。
もう一度、大切なポイントをまとめておきますね。
飾り始める時期
- お盆の月の初めから10日頃までに飾るのが一般的
- 遅くとも13日の迎え盆までに飾れば問題なし
- 新盆(7月盆)なら7月1日〜10日頃、旧盆(8月盆)なら8月1日〜10日頃
灯りを灯す期間
- 13日の夕方から16日の夕方までの4日間
- 暗くなる時間帯(夕方から就寝前まで)に灯す
- 新盆なら7月13〜16日、旧盆なら8月13〜16日
片付ける時期
- 送り盆の翌日17日以降から、その月の末までの間
- 白提灯はお盆の最終日にお焚き上げで処分する
- 模様入りの盆提灯は保管して、来年も使用する
そして何より大切なのは、お住まいの地域の慣習や、ご家族・菩提寺さんの意見を確認することです。
地域によって細かい違いがあるので、わからないことは遠慮せずに聞いてみてくださいね。
初盆は故人と再会できる大切な機会です。
完璧を目指すより、できる範囲で心を込めて準備することが、一番の供養になると思いますよ。
あなたの想いが一番の供養です
初めての初盆で、わからないことや不安なことがたくさんあるのは、当然のことだと思います。
外壁 でも、この記事を読んでくださっているあなたは、すでに故人を大切に想い、丁寧に供養しようとしている方なんですよね。
その気持ちこそが、何よりも大切なんです。
提灯を飾る時期や灯す期間は、あくまでも目安です。
多少のズレがあったとしても、心を込めて準備すれば、その想いは必ず故人に届くと思いますよ。
不安なときは、ご家族や親戚、お寺さんに相談してみてください。
きっと、優しくアドバイスしてくれるはずです。
そして、初盆が終わった後は、故人との思い出を家族で語り合う時間を持ってみてくださいね。
提灯の灯りに導かれて帰ってきた故人は、きっとあなたの頑張りを見守ってくれています。
心を込めて、一緒に初盆を迎えましょう。
運営者のここだけの話
実は私も、初めて身内の初盆を迎えた際、「白提灯って本当にお寺に持っていっていいのかな…お布施はいくら包めばいいんだろう」とすごく緊張しながら菩提寺(お寺さん)に電話した経験があります。
結果、お寺さんからは「お盆が終わったら、いつでも受付の箱に置いておいて大丈夫ですよ。お気持ち(お布施)は数千円〜お志で結構です」と優しく言っていただき、本当にホッとしたのを覚えています。
ネットの情報だけだと敷居が高く感じられますが、お寺さんや葬儀社さんは毎年のことで慣れていらっしゃるので、驚くほど親切に教えてくれますよ。
迷ったらまずは一本、電話で聞いてみるのが一番の近道です!
【筆者の失敗談】良かれと思った「出しっぱなし」で、ご先祖さまの道しるべを台無しに…
「早めに準備しておけば安心ですよ」とお伝えしている私ですが、実は過去に、良かれと思って大失敗をした苦い経験があります。
ある年の初盆、私はとにかく失礼のないようにと張り切りすぎてしまい、お盆の月の初めどころか、なんと7月に入ってすぐに白提灯をお仏壇の近くや外回りに飾りつけてしまったのです。
「これでいつ故人が帰ってきても大歓迎だ」と大満足していたのですが、その年は運悪く、梅雨明け直後の激しいゲリラ豪雨や猛烈な夕立が何度も重なりました。
軒先に吊るしておいた大切な白提灯は、強風による吹き込みで何度も激しい雨にさらされ、お盆の本番を迎える頃には、和紙のあちこちがヨレヨレに波打ち、無残な雨染みだらけの悲惨な姿になってしまったのです。
せっかくのまっさらな白い灯りで初盆を迎えるはずが、一番大切な13日からの4日間に、薄汚れてヨレた提灯を飾る羽目になり、ご先祖さまに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
初盆の準備を急ぐあまり、日々の天候や飾る環境への配慮を完全に怠ってしまったのは、今でも思い出すたびに反省する恥ずかしい思い出です。みなさんは私のような大失敗をしないよう、飾り付けの時期は早くても「お盆の月の初めから10日頃」という目安をしっかりと守り、天候とも相談しながら、一番綺麗な状態で故人の魂を優しく迎えてあげてくださいね。