
突然の訃報を受けて、お通夜に供花を送りたいと思ったとき、どう手配すればいいのか戸惑ってしまいますよね。
「いつまでに送ればいいの?」「どこに依頼すればいいの?」「名札はどう書けばいいの?」さらには「供花の並び順って決まりがあるの?」など、疑問はたくさん出てくるかもしれません。
特に、故人やご遺族さんとの関係性によって供花の配置順序があるなんて、なかなか知る機会もないですよね。
この記事では、通夜での供花の送り方から序列・配置のルール、そして名札の書き方まで、わかりやすくご紹介していきますね。
初めての方でも安心して供花を送れるように、一緒に確認していきましょう。
供花は通夜の前日から当日午前中までに届けるのが基本です

供花は通夜の前までに届くよう手配するのがマナーとされています。
具体的には、通夜の前日までに注文しておくと安心ですが、遅くとも通夜当日の午前中までには届くように依頼するのが基本なんですね。
もし時間が迫っている場合でも、通夜開始の3〜4時間前までであれば間に合う可能性があるので、すぐに葬儀社さんに連絡してみることをおすすめします。
また、供花の配置順序については、故人との関係性が近い順に祭壇の近くから並べられるというルールがあります。
喪主さん、近親者・親族さん、友人・知人の方、そしてその他の順番で、祭壇を挟むように右左交互に配置されていくんですね。
この序列は葬儀社さんとご遺族さんで相談して決められるので、不安な場合は葬儀社さんに相談するのが一番確実ですよ。
なぜ通夜の前までに供花を届ける必要があるのでしょうか

お通夜の準備は当日午前中から始まるからです
多くの場合、お通夜の準備は当日の午前中から始まるとされています。
葬儀社さんは祭壇の設営をしたり、供花を配置したりと、様々な準備を進めていくんですね。
ですから、遅くとも当日の午前中までには供花が届いていないと、配置の作業に間に合わなくなってしまうかもしれません。
きちんと準備された状態でお通夜を迎えるためにも、余裕を持った手配が大切なんです。
早すぎる手配は「準備していた」という印象を与えるから
これは意外かもしれませんが、訃報を受ける前から供花を準備していたと思われないようにすることも大切なマナーなんですね。
訃報を受けてから準備を始めるのが基本とされているので、あまりにも早く届けすぎると、ご遺族さんに不快な思いをさせてしまう可能性があるんです。
かといって遅すぎるのも問題ですから、訃報を受けたらすぐに手配を始めて、通夜の前日から当日午前中を目安に届くように調整するのがちょうどいいタイミングと言えますね。
葬儀社さんが配置を整える時間が必要だから
供花は単に届けばいいというものではなく、きちんと序列に従って配置される必要がありますよね。
葬儀社さんは、誰がどの順番で供花を送ってくるのかを把握して、祭壇の近くから順番に配置していく作業をされるんです。
この作業には時間がかかりますし、もし何か調整が必要な場合もあるかもしれません。
ですから、通夜開始の数時間前、できれば午前中には届いているのが理想的なんですね。
供花辞退の確認時間も必要だから
最近では、ご遺族さんが供花や香典を辞退されるケースも増えてきているんです。
特に家族葬などの小規模な葬儀では、供花をお断りされていることもあるんですね。
訃報を受けたら、まずご遺族さんや葬儀社さんに供花を辞退されていないかを確認する時間も必要になります。
この確認作業と手配の時間を考えると、やはり余裕を持って動き始めることが大切だと言えますね。
供花の送り方と手配の具体的な流れをご紹介します
ステップ1:ご遺族か葬儀社に供花辞退の有無を確認する
まず最初にすべきことは、供花を辞退されていないかの確認です。
訃報の連絡を受けた際に、供花や香典についての案内があるかもしれませんので、よく確認してみてください。
もし案内がない場合は、ご遺族さんに直接確認するか、葬儀社さんに問い合わせるのがいいでしょう。
最近では「香典・供花・供物は辞退させていただきます」といった文言が訃報と一緒に伝えられることも多いんですね。
辞退されている場合は、ご遺族さんのご意向を尊重して、供花は送らないようにしましょう。
ステップ2:葬儀社に供花の詳細を確認する
供花を送ることが決まったら、次は葬儀社さんに連絡して詳細を確認します。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- 外部の花屋さんで手配した供花を送っても問題ないか
- 統一感を出すためにどのような花の種類がよいか
- 花が届くまでの時間に余裕があるか
- 供花の届け先の住所と時間指定
実は、葬儀社さんによっては、自社で手配した供花のみを受け付けているところもあるんです。
また、宗教や地域によって適切な花の種類が異なることもあるので、事前に確認しておくと安心ですね。
ステップ3:供花を手配する(葬儀社か花屋で)
確認が取れたら、実際に供花を手配します。
手配方法は主に2つありますよ。
- 葬儀社に依頼する方法:一番確実で、統一感のある供花が届きます。葬儀社さんが全体のバランスを考えて準備してくれるので安心ですね。
- 花屋に依頼する方法:こちらは事前に葬儀社さんへの確認が必須です。ただし、特定の花屋さんを利用したい場合や、予算を抑えたい場合は選択肢になるかもしれません。
どちらの方法でも、通夜当日の午前中までに届くように手配することを忘れないでくださいね。
ステップ4:名札の内容を正確に伝える
供花を手配する際には、名札(芳名札)に記載する内容も伝える必要があります。
名札の書き方にもマナーがあるんですね。
- 個人で送る場合:縦書きでフルネームを記載します
- 夫婦連名の場合:苗字+夫の名前+妻の名前の順で、一般的には夫の名前を右に記載します
- 複数人連名の場合:右から順番に年長者や上位者から記載します(例:長男、次男、三男の順)
- 会社から送る場合:右側に会社名、中央に代表者の氏名を縦書きで記載します
名札は供花の配置順序を決める際にも重要な情報になるので、正確に伝えることが大切なんです。
ステップ5:手配完了の連絡を葬儀社に入れる
花屋さんで手配した場合は、手配が完了したことを葬儀社さんに連絡しておくと親切ですね。
いつ頃届く予定なのか、誰からの供花なのかを伝えておくことで、葬儀社さんも配置の準備がしやすくなります。
こうした気配りが、スムーズな葬儀の進行につながるんですね。
供花の序列と配置のルールを詳しく見ていきましょう
基本は故人との関係性の近さで決まります
供花の配置順序は、故人との関係性が近い順に祭壇に近い位置から並べられるというのが基本ルールなんですね。
具体的には以下のような順序になります。
- 喪主さん
- 近親者・親族の方々
- 友人・知人の方々
- その他の関係者の方々
この順序で、祭壇を中心にして左右に配置されていくんです。
故人さんを囲むように、近しい方から順番に並んでいくイメージですね。
祭壇からの距離と上下左右で序列が決まります
供花の配置には「座位」という考え方があって、いくつかの優先順位があるんです。
- 祭壇に近い位置が上座:祭壇のすぐ横が最も格の高い位置とされます
- 上段が下段より上座:供花が複数段になる場合、上の段の方が格上になります
- 右側が左側より上座:同じ段では、右側の方が格上とされています
ですから、最も格の高い位置は「祭壇すぐ横の最上段右側」ということになるんですね。
ここに喪主さんの供花が配置されることが多いんです。
右左交互に配置していくのがルールです
供花は祭壇を中心に、右左交互に配置していくというルールがあります。
具体的な配置の流れを見てみましょう。
- 祭壇すぐ横の最上段右側に1人目(通常は喪主さん)
- 祭壇すぐ横の最上段左側に2人目
- その外側の最上段右側に3人目
- その外側の最上段左側に4人目
- 最上段が埋まったら、一つ下の段に移って、再び祭壇横の右側から
このように、祭壇を中心として対称的に、関係性の深い順に配置されていくんですね。
バランスよく配置することで、見た目にも美しい祭壇が完成するんです。
同じ関係性の場合は年長者や地位が上の方から
もし同じような関係性の方が複数いる場合は、どう決めるのか気になりますよね。
その場合は、年長者や社会的地位が上の方から順に配置されることが多いんです。
例えば、兄弟姉妹さんからの供花の場合、長男さん、次男さん、三男さんの順になるということですね。
会社関係の方々の場合は、役職が上の方から順に配置されることもあります。
ただし、これらの細かい順序は葬儀社さんとご遺族さんが相談して最終的に決定するので、あまり気にしすぎなくても大丈夫ですよ。
地域や宗教による違いもあります
実は、供花の配置ルールには地域や宗教による違いもあるんですね。
全国一律のルールがあるわけではなく、その地域独自の葬儀風習が影響することもあるんです。
また、仏教、神道、キリスト教など、宗教によっても供花の扱い方が異なる場合があります。
こうした細かい違いは、一般の方にはなかなか把握しづらいものですよね。
だからこそ、詳しい葬儀社さんに相談するのが確実なんです。
葬儀社さんはその地域の風習にも精通していますから、適切にアドバイスしてくれますよ。
一基と一対の違いと選び方のポイント
供花は「基(き)」と「対(つい)」で数えます
供花を手配する際に、「一基」「一対」という言葉を耳にするかもしれませんね。
供花は一つを1基(いっき)と数えて、2基合わせると一対(いっつい)になるんです。
かつては一対にするのがマナーとされていた時期もあったんですが、現在では一基でも問題ないとされているんですね。
これは時代とともにマナーも変化してきた例と言えるかもしれません。
現在は一基で送るのが一般的になっています
最近では、一基で供花を送るのが一般的になってきているんです。
会場のスペースの都合や、費用面での配慮もあって、一基で十分に弔意を表すことができると考えられるようになったんですね。
特に家族葬や小規模な葬儀が増えている現在、一基での供花が主流になっているようです。
親しい親族の場合は一対を選ぶこともあります
ただし、故人さんと特に親しい関係だった場合や、親族の場合は一対で送ることもあります。
一対の方が華やかで、より深い弔意を表すことができると考える方もいらっしゃるんですね。
例えば、以下のような関係性の場合は一対を検討してもいいかもしれません。
- 配偶者さんやお子さんから
- 兄弟姉妹さんから
- 故人さんと特に親しかった友人の方から
- 会社の代表として送る場合
ただし、これも絶対的なルールではないので、予算や状況に応じて判断すれば大丈夫ですよ。
迷ったら葬儀社に相談するのが確実です
一基にするか一対にするか迷った場合は、葬儀社さんに相談してみるのがいいでしょう。
他の方がどのような形で供花を送っているのか、会場のスペース的にどうなのかなど、総合的な視点からアドバイスをもらえますよ。
また、予算的な相談にも乗ってくれるはずです。
無理のない範囲で、心からの弔意を表すことが一番大切なんですね。
供花を送る際の費用相場と支払い方法
一般的な供花の相場は15,000円〜30,000円程度です
供花の費用相場は、一基あたり15,000円から30,000円程度が一般的とされています。
もちろん、花の種類やボリューム、地域によっても変わってくるので、あくまで目安として考えてくださいね。
一対で送る場合は、その倍の30,000円から60,000円程度になることが多いようです。
葬儀社さんに依頼する場合と、花屋さんに依頼する場合で金額が異なることもあるので、事前に確認しておくといいでしょう。
葬儀社に依頼する場合は後日請求が一般的です
葬儀社さんに供花を依頼した場合、支払いは葬儀後に請求書が届くことが多いんですね。
急な訃報で慌てている中でも、現金を準備する手間がないので助かりますよね。
銀行振込やクレジットカードでの支払いに対応している葬儀社さんも増えているようです。
花屋に依頼する場合は事前決済が多いです
一方、花屋さんに直接依頼する場合は、注文時に支払いを済ませることが多いようです。
クレジットカード払いや銀行振込、代金引換などの支払い方法が選べる場合もあります。
オンラインで手配する場合は、事前決済が基本になるので、支払い方法を確認しておきましょう。
よくあるトラブルと対処法を知っておきましょう
ケース1:通夜に間に合わない場合はどうする?
訃報を受けるのが遅れて、通夜に供花が間に合わないかもしれないと焦ることもありますよね。
そんな時は、まずすぐに葬儀社さんに連絡して、間に合うかどうか確認してみてください。
通夜開始の3〜4時間前であれば、手配してもらえる可能性もあるんです。
もし通夜に間に合わなくても、告別式に間に合えば大丈夫なケースもあります。
諦めずに葬儀社さんに相談してみることをおすすめします。
ケース2:供花辞退だったことに気づいた場合
もし手配した後に供花辞退だったことに気づいた場合は、すぐに葬儀社さんや花屋さんに連絡しましょう。
まだ配送前であれば、キャンセルできる可能性があります。
ただし、キャンセル料が発生することもあるので、その点は覚悟しておく必要があるかもしれませんね。
やはり、手配する前にしっかりと確認することが大切なんです。
ケース3:名札の記載内容を間違えてしまった場合
名札の内容を間違えて伝えてしまった場合も、気づいた時点ですぐに連絡しましょう。
まだ名札を作成する前であれば、訂正してもらえる可能性が高いです。
既に作成されてしまった場合でも、葬儀社さんが対応してくれることもあるので、まずは正直に相談してみることが大切ですね。
ケース4:他の方と供花が重複してしまった場合
会社の部署で供花を出そうとしていたら、別の部署も出していたなど、重複してしまうこともあるかもしれません。
この場合は、葬儀社さんに相談して、連名にしてもらうなどの対応をお願いすることもできます。
あるいは、そのまま別々に配置してもらうこともできるので、どちらが適切かを葬儀社さんと相談してみてくださいね。
まとめ:供花は心からの弔意を表す大切な贈り物です
通夜での供花の送り方と序列について、詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後にもう一度、大切なポイントを整理しておきますね。
送るタイミングについては:
- 通夜の前日から当日午前中までに届くよう手配する
- 最低でも通夜開始の3〜4時間前までには依頼する
- 訃報を受けてから準備を始めるのがマナー
手配の流れについては:
- まず供花辞退の有無を確認する
- 葬儀社に供花の詳細を確認する
- 葬儀社または花屋で手配する
- 名札の内容を正確に伝える
序列と配置については:
- 故人との関係性が近い順に祭壇の近くから配置される
- 祭壇を中心に右左交互に配置していく
- 上段が下段より、右側が左側より格上とされる
- 最終的な配置は葬儀社とご遺族で相談して決める
供花は故人さんへの最後のお別れの気持ちを表す大切な贈り物です。
形式やマナーも大切ですが、何より心からの弔意を込めることが一番大切なんですね。
わからないことがあれば、遠慮せずに葬儀社さんに相談してみてください。
きっと親身になって相談に乗ってくれるはずですよ。
あなたの弔意がきちんと届くように
初めて供花を送る時は、誰でも不安になるものですよね。
でも、この記事でご紹介したポイントを押さえておけば、きっと大丈夫です。
大切なのは、故人さんを偲ぶ気持ちと、ご遺族さんへの思いやりの心なんです。
細かいマナーで完璧を目指すよりも、心を込めて送ることの方がずっと大切なんですね。
もし迷ったり困ったりしたら、葬儀社さんに相談すれば、きちんとサポートしてくれます。
一人で抱え込まずに、頼れる専門家さんの力を借りながら、故人さんへの最後のお別れをしてくださいね。
あなたの心からの弔意が、故人さんとご遺族さんにきちんと届きますように。